歴史のことやモディファイのこと……。
ミニに関する基礎知識はたくさんあるけれど
実はよくわかっていなかったり
ちゃんと考えたことがないことってありませんか?
そんないまさら人に聞けない疑問に
編集部お答えします!第15弾

ローダウンのメリットとデメリット。
駐車場問題!
ミニのノーマル車高は、ボディのサイズに比べ高めとなっており
その分、重心も高い位置に設定されている。
ローダウンすることで重心が下がり、安定したコーナリングが可能になるが
一方でわずかな段差でマフラーをこすったり、ぶつけてしまうこともある。
また、ミッションケースが干渉して
立体駐車場が利用できなくなることがあるため
ミニの用途や生活圏の環境を考えながら
ショップと相談して自分にあった車高を考えたい。

車高は落とさなければ、HiLoキットはいらない?
はい、そのとおり!
ミニのサスペンションにはラバーコーンといわれる
ゴムの固まりの弾性によりスプリング効果を生み出しているが
天然素材であるゴムの経年変化により、車高は低くなっていく。
なかでも近年、市場で入手できるラバーコーンは
劣化の度合いも以前より増しており
その速度を加速させている。
低くなった車高をもとの高さへと戻してあげるのも
ラバーコーンの役目である。
ハイローの名前の通り上げ下げどちらでも対応できるのだ。

スタビライザーの効果は? フロントとリアで動きは変わる?
はい、そのとおり!
スタビライザーは左右のサスペンションのストロークをリンクすることで
コーナーでのロールを低減する効果がある。
左右のテンションロッドをつなげるフロントスタビの場合は
アウト側のストロークに合わせてイン側も沈み込むため
姿勢が安定し、コーナリングでのアンダーステアを低減することができる。
リアの場合も仕組み自体は同じであるが
単体で取り付けた場合はフロントのアウト側が
沈み込んだ際に車体がロールするため
イン側のリアタイヤが浮き上がってしまうため
大きな効果は期待できない。