歴史のことやモディファイのこと……。
ミニに関する基礎知識はたくさんあるけれど
実はよくわかっていなかったり
ちゃんと考えたことがないことってありませんか?
そんないまさら人に聞けない疑問に
編集部お答えします!第13弾

グリルボタンって何?
メンテナンスのため

ノーマルの場合、フロントグリルは
複数の小さなビスでパネルに固定されているが
これを2本のボルトで固定することで
メンテナンス性を高めることができる。
このとき、グリルボタンを使用すればレンチなどの工具を使わず
グリルの脱着が可能になる。
デザインやカラバリも豊富なので
アクセサリーとしても人気だ。

 

 

 

 

10インチコンバージョンキットとは?
定義のカスタム
ミニの特徴のひとつであり
高年式モデルのドレスアップの定番でもある
10インチホイールだが
12インチホイールを装着している場合は
ブレーキまわりやフランジのサイズが大きすぎるため

そのまま付け替えることはできない。
そのため、10インチホイールのサイズに合わせた
ブレーキまわりのキットが用意されているのだ。

ワイパーの近くにあるグロメットの意味。
輸出先が左ハンドルだから
ミニは基本的に右ハンドルで設計されていたが
ヨーロッパ諸国への輸出モデルは
いずれも左ハンドルで製造されていた。
その際、ワイパーの向きや取り付け位置も変わってくるため
左右どちらのハンドルでも対応できるように
ボディの製造段階では2パターンのワイパーホールが設けられた。
ワイパーのセット後は不要な取り付け穴を塞ぐため
グロメットが取り付けられた。

レーシングミニやレーシースタイルのボンネットが外せる理由。
はい、風通しをよくするため
ブッブ〜!! サーキットではマシントラブルへの対処や
セッティングの変更などのため
マシンのボンネットを開けることが多い。
その際、作業性を高めるため
ボンネットはスプリングやゴムのフックで
外側から固定されるほか
ヒンジからも外されピンで固定されている。
また、往年のラリーマシンはフックの代わりに
レザーベルトで留められていた。

タンクエプロンをつける理由。
おしゃれだから〜
アクセサリーとしても高い人気のタンクエプロンだが
本来は給油時に垂れたガソリンによる
塗装面へのダメージを防ぐために取り付けられていた。
メーカー品の多くはプラスチック製だが
近年は加工しやすく
ファッション性も高いレザー製のモノが主流のようだ。

垂れたガソリン後は塗装面にシミとして残り

塗装やパネルへのダメージにつながる。