歴史のことやモディファイのこと……。
ミニに関する基礎知識はたくさんあるけれど
実はよくわかっていなかったり
ちゃんと考えたことがないことってありませんか?
そんないまさら人に聞けない疑問に
編集部お答えします!第8弾
当時の最強チューナーは?
ダウントン・エンジニアリング
英国ウィルトシャー州のダウントンにて創業したチューニングショップ。
創始者のダニエル・リッチモンドがチューニングしたミニが高く評価されたことで
BMCよりエディメイヤーとの共同で
クーパーSのパワートレインの開発依頼を受けることになった。
(なお、クーパーは主にシャシーの開発をおこなっていた)
その後も、ダウントンチューンのミニはワークスカーとして
国際ラリーやレリーで活躍を見せ
製作したCパーツはミニオーナーから注目を集めた。
アーデン・エンジニアリング
クーパーやダウントンと同じく
ミニのモータースポーツシーンに大きな影響を与えたチューナー。
その傾向は過激なものが多く
エンジン特性を大きく変えてしまう8ポートのクロスフローヘッドは
ワークスマシンへの採用にとどまらず
BMC純正のCパーツとしても発売された。
また、レース活動では970ccエンジンを+29ccボアアップ
マグネシウムピストンと燃料噴射、さらに8ポート化したクーパーSで
’69年の英国ツーリングカー選手権を制覇しているが
そのマシンスペックは9500rpmで115psと、やはり過激な仕様だった。