webマガジン不定連載2
いまさら聞けないミニのアレコレ
歴史のことやモディファイのこと……。
ミニに関する基礎知識はたくさんあるけれど
実はよくわかっていなかったり
ちゃんと考えたことがないことってありませんか?
そんないまさら人に聞けない疑問に
編集部お答えします!第二弾
MkI~MkIII時代の国内ディーラーは?
・オースチン系「キャピタル企業」
以前よりオースチン・ミニを輸入していた日新自動車と、
東京日産が共同出資で立ち上げた合弁企業。
キャピタル企業としてオースチン・ミニの正規販売は’64年からスタート。
また、同社がチューニングしたクーパーS「キャピタル・ミニ」で
レース活動にも積極的に参加しており、草創期の国内レースシーンを盛り上げた。
しかし、日本の排ガス規制にBL側が対応できなかったことで
ミニの正規輸入販売を中止。その後はルノーの輸入販売や、
ヤナセの販売協力店となったが、’90年代に解散。
・モーリス系「ドッドウェル・エンド・カンパニー」
日本の総代理店としてBMCからミニを輸入し、
モーリス系ディーラーに販売していたインポーター。
モーリスやMGなど、ナッツフィールド系の自動車を取り扱っていた。
・モーリス系「日英自動車」
英大使館からの依頼で、’60年に日本上陸第1号の
ミニ(モーリス・ミニ・マイナー)を取り扱った、モーリス系の国内ディーラー。
MkIIIクーパーSの製造が終了した影響で、’76年に販売を終了。
しかし、’82年には輸入元となって、ふたたびミニを販売した。
3年後の’85年には、オースチン・ローバー・ジャパン設立にあたり
事業譲渡の末に解体された。
・モーリス系「関西オート」
モーリス系の正規代理店で、’60年代前半から’74年まで、
ドッドウェルが輸入したモーリス・ミニを販売していた。
・モーリス系「黒崎内燃機工業」
‘67年から’70年のごく短期間ではあるが、モーリス・ミニをはじめとする
ドッドウェルが輸入したナッツフィールド系を正規販売していた。
また、同社がチューニングした「#39 クロサキ・ミニ・クーパーS」は、
パリダカの鉄人・菅原義正氏がドライバーをつとめ、注目を集めた。