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・オイル関係はユーザーが比較的簡単にできる

オイルレベルチェックと抜き方&フィルターの交換要領

オイルレベル(量)のチェックも冷却水と並んで基本中の基本。オイルは基本的には消費するものではないが、ミニの場合、エンジンのクリアランスが大きめであることからある程度は消費する可能性が高い。

また、どこからかオイルが漏れている可能性もあるので、こまめにオイルレベルをチェックしておくことが大切だ。

オイルレベルが低かったらヘッドカバーのフィラーキャップを外して補充する。またオイルは定期交換が必要で、ミニの場合一般的には3000km での交換を薦めているところが多いが、これは走り方やオイルの銘柄でも異なる。

ここではドレン(抜き取り)の要領とオイルフィルターの交換方法の要領を簡単に紹介しておく。

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オイルレベルゲージはいったん抜いてふき取り、再び差して抜いたところで見る。オイルの付着がゲージのH とL の間にあればよいが、H 寄り、すなわち多め正常が好ましい。

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オイルが足りないようならヘッドカバーのフィラーキャップを外してオイルを注入する。プッシュロッドタイプなのでオイルがすぐに落ちないから、ゆっくり注入する。

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オイル交換の詳細はここでは扱わないが、ドレンボルトの位置だけは確認しておこう。

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このドレンボルトをレンチでゆるめて抜き取るとオイルがでてくる。燃えるゴミで廃棄できる受け皿も市販されているので、自分でできる作業だ。

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オイルフィルターを外す専用器具。フィルター側の角に合わせたレンチ状になっている。高いものではないので個人で持っていてもよいだろう。

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専用器具をフィルターにかぶせ、中央の穴にレンチの棒を差し込み回してフィルターを外す。