今回ご紹介するのは、土方克利さん、純子さんご夫妻の愛車である、スピードウェルブルーのMkIスタイルだ。

「可愛らしくてクラシック、流行に左右されない外車ということで、ミニを考えました。ただ、主に妻が乗るので、エアコン付きのATが条件だったわけです」と語る克利さん。お話によれば、克利さんはアルファロメオ、純子さんはフィアット660に乗っていたのだが、純子さんがクルマを乗り換えるにあたって、ミニを検討したのだという。

当初、克利さんは、そのような都合のいいミニが存在するのかと懐疑的であったが、インペリアルクラフト大阪の辻代表に相談したところ、理想のミニが製作できると知り、購入を決意したのだそうだ。純子さんによると、

「この色は私と娘で相談して決めました。いまのクルマとはまったく違うクラシックな雰囲気がとてもいいですね。この前に乗っていたフィアットに比べたら、パワーもあって快適です」とのこと。

お二人にとってミニは、都市部での暮らしの足としては、スタイル、サイズ感ともに最強レベルだと口をそろえる。購入から、昨年の秋で1年を迎えるも、そのあいだにトラブルは一切なし。三人家族のファミリーカーとして活躍しているのだそうだ。

 

ボディカラーに合わせたホワイトの内張に、センターメーターとモトリタウッドステアリングで、クラシックかつシンプルにまとめ上げられた内装。エアコンは細かい温度調節が可能な、インペリアルクラフト製を装備している。
オースチンMkIを再現したグリルにバッヂをセット。
エンブレムはフロント、リアともオースチン。

 

クラシックスタイルでは定番のルーカスタイプのフェンダーミラー。
フェンダーレスの足まわりに3.5JのクーパーSタイプホイールをセット。

 

リアまわりもMkIテールで再現。

 

定番の三連メーターはマグノリアカラーをチョイス。
ATセレクターのレバーもクラシックタイプをセット。

 

シーとはボディカラーに合わせて、ブルーとホワイトのレザーでリフレッシュ。
ホワイトのインナーパネルにメッキハンドルをセットすることで、クラシカルながらも上品な雰囲気に。

 

土方克利さん(左)と純子さん(右)のご夫妻。ミニは主に純子さんが日常の足としてドライブ。クラシックなクルマと女性ドライバーの組み合わせは目を引くようで、街中でも視線を集めることが多いのだという。

photo=streetmini text=ken nakajima interview=naoki kiyohara
special thanks=インペリアルクラフト大阪 http://www.imperials.jp