こんばんはスタッフアズマです。
業者様より、車検でお預かり中のミニのクーラーが動かないとのことでご来店いただきました。
クーラーの電源を入れてみますが、コンプレッサーが全く反応しません、、、
この様な場合によくあるのが、クーラーガスが抜けてしまい圧力スイッチがONにならないことがあります。
圧力スイッチを短絡させてみてコンプレッサーが回るかチェックしましたが、、、反応しません。
次に原因として考えられるのはサーモアンプ、、、
こちらはテスト用を取り付けましたが症状変わらず、他に原因がありそうです。
このあと、ヒューズやクーラーのリレーなども点検しました。しかし、コンプレッサーは動かず、、、
クーラー周りの配線を色々点検しましたがコンプレッサーは回らず、、、
最後にもう一度圧力スイッチを抜き差ししたところコンプレッサーが回り始めました。どうやらカプラーの接点不良のようでした。原因となったカプラーには接点グリスを入れておきました。
クーラーコンプレッサーが回るようになったので動作を確認したところ、吹き出し口の温度は高め
クーラーガスが少ないようでしたのでお持ちいただいたクーラーガスを補充して冷えるようになりました。
クーラー周りの作業が終わったのでミニモニを使いECUの動作を確認します。
エラーコードを記録するフォルトは4つ記録されていました。
フォルトがあるからと言って現在故障しているわけではありません。一過性のフォルトもありますのでリセットしておきました。
リセット後フォルトはなくなりました。
マルチ画面の数値です。
右上から
1294rpm=エンジン回転数
I=アイドル認識状態
C=燃調二次補正中
0.46V=スロットルポジションセンサーの電圧
0=ステッパーモーターの位置
マルチ画面で気になるところはアイドル時のエンジン回転数が高いところとステッパーモーターの値が0なところ。
インジェクションミニのアイドル回転数は850rpm前後が適正な回転数です。
ステッパーモーターはアイドル回転数を下げたがっていますがこれ以上下がらない所まで来ているようです。
インマニ内の負圧を計測しているMAP値です。100kpaを大気圧とし0kpaに近くなるほど真空になります。
水温、吸気温センサーは計測しているようです。
バッテリー電圧はECUに供給されている電圧を計測しています。
O2センサーは排気ガス中の酸素濃度を計測しています。
燃調二次補正は今までのデーターを参考にし燃料の噴出量を調整しています。
既定値の100%に近い数値で動作しています。調子は良さそうですね。
この度はご依頼いただきありがとうございました。またのご利用をお待ちしております。
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