SHOP BLOG

TNK様 走行中・・吹けなくなってスーッとストール

曽根です。

キャブクーパーのTNK様。。。走行中のエンジンストールでレッカー入庫です。。

止まってしまったのは昨晩で、レッカー会社に一泊して本日搬入されました

SQOR9278

前回は去年9月の定期的なオイル交換・・それから快調だったんですが・・

突然 点火しなくなっちゃったみたいな感じでスーッと止まっちゃった・・とのこと。

SQOR9280

しかし、本日レッカー会社でセルを回したらエンジン掛かってしまいました。

SQOR9288

そして当社に到着時もセル一発でエンジン始動。。。

うーん、原因は何だったんだろう。

SQOR9294

冷却水よし!

SQOR9297

オイルよし!

エンジン掛かるのでとりあえずはキャメル周辺をテスト走行してみます

SQOR9289

普通に加速するし、異常なし・・

と思って走行してましたが、アクセルを踏み込んだ時にカリカリと小さなノッキング音が出てきました。

そして・・走行中急にアクセルに付いてこなくなって吹けなくなり路肩にストップ。。

SQOR9291

キャメルから2㎞ほどのところです。。

3分後にセルを回したらエンジン掛かりました。。。

戻れるのか・・とにかく走ってみます。

SQOR9290

やはり少し走ると軽いノッキング音が気になります。

オーバーヒートの時のような症状。。

SQOR9292

そして、2回目のストール。。

止まり方は同じ。。急に吹けなくなってスーッと止まりました。。

吹けなくなった時にタコメーターは動いてるので点火はしているものと思われます。

1分後に再スタート。。。

何とかキャメルまで戻ってきました。

点火が原因でなければ燃料が足りなくなるのが原因か。。

ガソリンが薄くなりすぎてノッキングが出た・・とすればツジツマが合います。

AZM_9891

プラグの焼けは・・

AZM_9895

4本とも真っ白。。

AZM_9894

燃料が薄くなる原因はキャブなのか燃料ポンプなのか・・・

AZM_9898

キャブに入る燃料ホースを外してポンプから燃料が送られてくるかチェック。。

AZM_9900

キャブへの燃料供給は問題ないですね・・・

とすると、キャブの内部で詰まっている可能性か・・

キャブの分解清掃してみることにします。

4/23アズマ追記です。

キャブの分解清掃を行っていきます。

AZM_0076

キャブを取り外し。

AZM_0079
AZM_0080

外したキャブを分解していきます。

AZM_0081

樹脂製のフロートは異常なさそうです。

AZM_0082

ジェットも傷はなさそうです。

AZM_0083

ニードルバルブは大丈夫そうですが念のため交換しておきます。

AZM_0084

キャブレター内をクリーナーでお掃除。

AZM_0086

新しいニードルバルブを装着します。

AZM_0088

フロートは油面が高めになっていたので適切な位置に調整しておきました。

AZM_0089

キャブを組戻してエンジンに装着。

AZM_0091

そしてテスト走行。

ちょうど目の前にリムジンがやってきました。

AZM_0092

走行後にプラグチェック。ノッキングの感じはなくなりましたがプラグが白いです。燃調が薄いですね。

次は燃調の調整と点火時期の確認を行います。

4/24アズマ追記です。

AZM_0204

キャブの調整前に圧縮をチェック。

AZM_0205

1番10.7kg/c㎥

AZM_0207

2番10.7kg/c㎥

AZM_0209

3番10.7kg/c㎥

AZM_0211

4番10.1kg/c㎥

圧縮は問題なさそうですね。

続いて点火時期を調整します。

AZM_0212

キャブクーパーの場合、バキューム進角を外して1500rpmで進角5°(+1°~-1°)が適正値のようです。

AZM_0213

点火時期を確認した結果、進角は10°以上進んでました。

進角するとエンジンの調子が良くなりますが、進め過ぎるとノッキングなどが発生します。
今回のノッキングの原因はこれかもしれません。ノッキングが出ないところまで進角を戻します。

AZM_0215

進角調整後バキューム進角を戻しましたが、進角が変化しません。

ディストリビューターに入るバキューム進角の動作を確認したところ動作しないことが判明。
どうやらバキューム進角が動作しなかったので進角を進めていたようです。

AZM_0253

進角の調整を行ったのでキャブの燃調も調整します。

燃調は薄かったので濃くなる方向に調整し直しました。

オイル交換を行っていきます。

AZM_0216

オイル量は500ml減っていますね

AZM_0217

オイル粘度低下の目安となるガソリン臭は中くらいでした。

AZM_0220

リフトアップして下回りチェック。

AZM_0224

前回から引き続き右のタイロッドエンドに大きなガタがあります。

AZM_0227

ブーツ類の破れはありませんでした。

AZM_0229

オイル漏れは相変わらずです。

AZM_0235

マフラーマウントにヒビはありませんでした。

AZM_0236

オイルを抜いていきます。抜いたオイルの色は濃褐色でした。

AZM_0237

茶こしフィルターにはカーボン粒が引っかかっていました。

AZM_0238

ドレンボルトの鉄粉は少なめです。

AZM_0239

ミッションケースの油汚れをお掃除。

AZM_0240

足回りに気になる緩みはありませんでした。

AZM_0243

ブレーキキャリパーはエアブローしてお掃除します。

AZM_0244

足回りの可動部にグリスアップを行いました。

AZM_0245

オイルを入れていきます。今回入れたオイルはプロステージSと万能添加剤のSOD-1です

オイルカルテ

今回も写真つきでオイルカルテを更新しました。

AZM_0246

クーラント量はOK

AZM_0247

ブレーキフルードも適量入っています。

AZM_0248

クラッチオイルは少し減っているようです。

AZM_0254

オイル交換後燃調を更に調整。プラグの焼け方は良さそうです。

AZM_0255

調整して試乗チェックをしていたところ再びエンスト、、、

AZM_0256

燃料ポンプの駆動音がしないので確認。燃料ポンプが止まってしまいました。

AZM_0257

チェックしたところ燃料ポンプに電気が来ていません。

AZM_0258

エンジン側のヒューズは切れていませんでした。電気も流れています。

AZM_0259

燃料ポンプのためにトランク内にリレーが取り付けられています。

AZM_0260

こちらをチェックしたところ、燃料ポンプ動作用の電気と、リレー作動用の電気どちらも来ていませんでした。同時にどちらもダメになるだなんて、、、

AZM_0262

燃料ポンプ動作用の電気はバッテリー付近の圧着端子が接点不良を起こしていました。

AZM_0263

圧着端子を外したら配線をよじって応急修理。
燃料ポンプにつながる配線に接続したところ、燃料ポンプが動作しました。燃料ポンプ自体は問題なさそうです。
こちらは後ほどしっかりとハンダ付けして修理しておきます。

次はリレー作動用の電気が来ない原因も確認していきます。

つづく

にほんブログ村 車ブログ MINI(ミニ)へ
キャメルはブログランキング参加しています

友だち追加
LINE限定のおトクなミニの情報などを配信してます♪


ツイッターからブログ記事の更新など分かりやすいですよ♪

キャメルオート オンラインショップ
キャメルオート オンラインショップ
PECSや売れ筋パーツ販売してます


ローバーミニ専門店 キャメルオート
          http://camel-auto.co.jp/ TEL.0120-810-002


・お近くのミニスペシャルショップをお探しの方
 SPECIAL SHOP
・厳選USEDミニはここにアクセス
 USED MINI

関連記事

🌸新入社員紹介🌸

camelauto

🌟毎年恒例🌟 CAMEL×STOCK VINTAGE合同お肉大会に初参加してきました♪

camelauto

鼻からも漏れてます

themesgarage

黒霧島MCM様 年末前にオイル交換です♪

camelauto

黒霧島MCM様 今回の車検は修理箇所多めです。

camelauto

黒霧島MCM様 ヘッドライトがつかなくなっちゃった。

camelauto