こんばんはスタッフアズマです。
前回、シートベルトを交換したIWI様
今回はオーバヒートしてしまったとの事でレッカー入庫でお預かりです。
ラジエーターキャップを開けたところクーラントは見えません、、、
クーラントを補充していきます。
クーラントを入れた2リッターのジョッキが空になりました。
さらにもうちょっと入れて合計2,5リットル入りました。クーラントはほぼ空になっていたようです
オイルはしっかりと入っていました。
まもなく交換時期なので今回オイルも交換します。
サーモスタッドや電動ファンの動作チェック。
サーモスタッドの閉じ具合は良好です。
サーモスタッドの開弁は88℃です。勢いよくクーラントが流れ込んできておりサーモスタッドの開き具合は良好でした。
電動ファンは92℃で動作開始。
停止は88℃、と思ったら再び電動ファン動作開始。
電動ファン動作開始温度が不安定です。
ファンスイッチか電動ファンの故障でしょうか?
ミニモニチェック。フォルトはありませんでした。
マルチ画面の数値は計測されています。
MAPは基準値よりちょっと低めでした。
水温、吸気温度センサーも計測されています。
電圧は良好。
O2センサーは元気に動作中。
燃調二次補正も行われていました。
クーラントがかなり少なめだったので漏れていないか水路を加圧してチェック。
ヒーターコアに漏れ跡ありましたが今回のように水が減ってしまうほどではなさそうですね。
エンジン側の水路やウォーターポンプにも今のところ漏れはありませんでした。
7/4アズマ追記です。
暖気の後ヒーターコアを確認するとクーラントが漏れていました、触るとヌルヌルとします。
大量に漏れた原因は他の箇所にあると思いますが、こちらからも漏れているようです。
オイル交換をこなっていきます。
オイルを抜きます。色は濃褐色でした。
ドレンの鉄粉は少なめです
茶こしに異物はありませんでした。
ブレーキキャリパーをエアブローしてダストを吹き飛ばします。
足回りに気になる緩みはありませんでした。
オイルを入れていきます今回入れたオイルはプロステージSと万能添加剤のSOD-1です。
今回も写真つきでオイルカルテを更新しました。
引き続きオーバーヒートとクーラントが少なくなった原因を調べてまいります。
7/5アズマ追記です。
現在ウォーターポンプからの漏れは確認できていませんが、ウォーターポンプはいきなり漏れたり漏れが止まったりするので、漏れの確認できるよう周辺の油汚れなどをお掃除しておきました。
移動のため暖気していたところラジエーターの上の方から緑色のしずくが、、、
クーラント漏れです、、、
漏れの現場はラジエーターキャップ。
キャップを外してみるとラジエーターの口の部分が歪んでしまっています。
暖気して水温が上がったことにより水路内の圧力が上昇、ラジエーターキャップが歪みのせいで口の部分に密着できずその隙間から漏れてきていたようです。
後ほど平らになるよう修理しておきます。
動作の不安定だった電動ファンスイッチを交換します。
新旧交換の儀
新しいスイッチに交換です。
歪んでしまったラジエーターの口は、
木の板を当てて叩き平らにしていきます。
更に段差が無くなるようにオイルストーンで磨いておきました
電動ファンスイッチを交換した際クーラントを抜いたので補充します。
暖気して漏れチェック。いまのところラジエーターキャップからの漏れはありません。キャップからの漏れは止まったようです。
7/8アズマ追記です。
オーバーヒートの後エンジンをかけようとした際、始動しなかったとのことなのでバッテリーチェック。
健康度は100%
充電率は56%
バッテリーは良好ですが、充電が必要と表示されました。
エンジンがかからなかった原因はバッテリー上がりだった可能性が高そうです。
クーラントは今のところ減っておらずキャップからの漏れは止まったようです。
電動ファンの動作チェック。95℃で電動ファンが回り始めました。
停止は88℃です。
しかし2回目以降の動作は入庫時と同じように88℃でオンオフを繰り返します。
配線などのトラブルでしょうか?引き続き確認していきます。
7/9アズマ追記です。
電動ファン周りの配線やカプラーをチェックしましたが問題はありませんでした。
左フェンダー内のエアダクトは外れてしまっています、、、
割れてしまった部分はカットして、
ダクトテープで接続しておきました。
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