近年、バックスやハットの主力業務は車検なんですって。
持ち込んだ際に見積もってもらい、金額がクリアなので、その時点でお客も依頼するか、止めるか、平気で不義理も出来ます。
店も見積もりで割いた時間を無駄にしない為に、あくまでも”車検”範囲に抑えて手を打ってしまいます。
まだ新車でミニが売られていた頃も、ディーラーの高額な車検を嫌ってバックスのような店に結構流れました。
オイル交換もミニ専門店の高い費用を嫌ってバックスやハットに流れました。
だからオイルフィルターも売ってましたよね。
今はほとんどのミニオーナーがレッカーサービス付きの任意保険に入ってるから、先回りして予防的な整備は必要ありません。
そもそも、その不具合にオーナー自身が気付いていない場合は、指摘された故障や異音の解消に想像以上の費用が掛かると知れば、ちょっと考えてきます、となります。
写真はマフラーの排気漏れをマフラーパテて直したものです。上から塗装すれば十分です。
これで再発したら、納得して交換になります。
ブレーキマスターバックの合わせ目はオイル漏れで腐蝕してしまいます。ペーパーを当ててきれいに均してラッカーではなく、金属用染色スプレーで養生するだけでも密閉が保てます。
ボールジョイント、これはグリースが簡単に通るようならガタガタです。詰まりがあればグリスガンはグリスを送りこめません。
通常は分解すればいいでしょうがイコール部品交換~シム調整で高額の作業費用が掛かります。
しかしこのようにハブを外した状態であれば、ボール内部にグリスをいれる方法もあるので、交換しなくてもスムーズな可動を確保できます。
今欠品中の弊社ハイブリッドボールジョイントなら、インパクトでパンパン!と外して、ねじ込んでロックタブを折っておしまい。部品代プラス一台4個で5~6千円もあれば十分です。
車検の度に請求される基本整備費と別個に請求される作業費。上記は基本整備内の作業です。2重3重に請求していてはお客をバックスやハットに取られてもしかたありません。