11月22日、長浜海浜公園のグリーンスペースで開催した『Club 330 Meeting』、今年で実に7回目。今回、こんなご時世で雑誌での告知がなかったから、ウッカリしていたら皆勤賞を逃してしまったかも知れない……。いつもの面々、新しいオーナーの顔、久しぶりのミーティングイベントが無性に嬉しかったなぁ
そうきたかッ! ミニにデジタルメータ、ありだよね
フェイスブックで『Club 330 Meeting』の告知を見つけた。今年は春先の緊急事態宣言の前後から、COVID-19の対応のためにイベントが軒並み開催中止の決定をしていた。まだまだ注意すべきことは多い状況だけれど、今自分は何をすべきなのかの理解や判断は多くのヒトができていると信じたい。
実行委員の面々も喧々囂々(けんけんごうごう)、侃々諤々(かんかんがくがく)の協議を重ねたうえで、開催に踏み切ったと聞く。共通の趣味を持つ人たちだからこそ、意志が疎通する。不特定多数とは比べものにならないほど想いが共通するのだ。
そうして集ったメンバーは去年の開催を上回った。ほとんどの参加者が終日マスクを着け、屋外ながらお互いの距離は保っていた。スゴいな、と正直思った。その後のSNSを見ていても、イベントが原因で感染症になった例は出て来ない。成すべきことはできている、と思っていいのだろうな。素晴らしいことだ。
やはり、1年近く自由にイベントに行くことが叶わなかったのだから、みんな想うところが強くて、会場はいい雰囲気だったなぁ、と。天気も良かったし、素敵な時間を過ごせた。増子氏、田中氏をはじめ、実行委員メンバーには感謝感謝だ。毎号の雑誌取材でイベントに出掛ける、そういったルーティンがことごとく変容してしまったこの頃、実に良い刺激になった。ボクらにとっても、ホントありがとう、だ。
普段と変わることなく、参加したオーナーに話を聞くこともできた。6台のオーナー、小さなスペースながら久しぶりのイベント報告記事で紹介させていただいた。重ね重ね、ありがたし。
そんな一日の中でのトップトピックス。レポートでも紹介させもらったのだが、バンオーナーの皆川クンのメーターが凄かった。大感激だ。
確かに昨今はデジタルモニタ表示のメーターを装備した車輌が多くなってきた。カーナビゲーションはもとより、オーディオのコントロールも、自動車とのインターフェイスも、なにもかも画像化。スマートフォンと連動して通信もしてしまうのだから、その変容は推して知るべし。別段、ミニをそうしろといっているわけではないのだけれども、そんなものがミニに付けられるものなら、正直なところボクは直ぐに食指を伸ばすだろうな。まぁ、そんな性格は自己分析できているから、あえて積極的に探すようなことはしなかった……というわけ。
ところが、呼び止められて、ミニのオーバルメーターに組み込まれた、その現物を見てしまったから始末が悪い。自慢げに(本人はそんな気がなかったとしても、少なくともボクにはそう見えてる……笑)見せつけておいて「こんなにたいへんな思いをしたものは二度と作れない…」などと、遠回しに“ヤレるものならヤッてみろ(笑)”的なアプローチは、おそらく3年は忘れないゼッ。
冗談はさておき、52φの小さなメーターにもとの水温計の針を残したままで表示モニタを詰め込んだ大仕事には感服。リムに切り替えスイッチを仕込んでいるから操作も完結。水温、吸気温度を2箇所、電圧……表示もパターンを変えているし、ノーマルメータ盤のビジュアルも再現している芸の細かさには大リスペクトである。紹介せずにはいられない、この気持ちはご理解いただきたく……。
キャンプも大好き、皆川将人クン。自身の強いポリシーでワイド鉄チンの超ロープロファイルで仕立てたグレーのミニバンに乗る。で、呼び止められてびっくりだ。大きいモニタにメータやワーニングのビジュアルをレイアウトするより、52φに組み込む方が100倍大変だろうなぁ……
メーターのモニターは電源がオフになれば、ブラックアウトしてしまう。で、イグニッションSWを通電すれば表示。画面の順番は忘れてしまったけれど、クロームのメータリムを押せば表示する画面レイアウトが変わる! ノーマル、水温と電圧の表示をアナログメータに再現したタイプと4つのデータを数字表示したスタイル。運転している時は、どの表示が見やすいのだろう?
田代(G)基晴
10月号より本誌編集長:ミニより1歳年下の1960年生まれ。ミニ・フリーク誌のスタートからどっぷりミニ漬けの人生。現在はフリーランスの写真家、編集者として活動。趣味の伝道師を目指し、日々精進している…