走るには走るんだが、吹け上がらなくなった
電気系統の不安が拭いきれない。その症状はひとつがエンジン回転が上がっていくと失火したように回転がばらつく症状が発生してしまうこと。症状が起きる回転数が一定しているわけではなく、時には4,000回転を過ぎたところで力が出なくなる。まぁそれでも、その程度の回転数で症状が出るのであれば、それほど困る事態ではない。街なかで走行している限り、回転数がそこまで上がることは少ないからだ。オートマチックだし、基本、安全運転を心掛けているし……、せいぜい、高速道路の合流地点であれれっとなるくらい。今の状況であれば、そのままエンジンがストールしてしまうようなような雰囲気はないので、不安な感じがする程度。
ところが、そんな症状が少々厄介になるのが、2,000回転くらいでバラつく症状が発生してしまうとき。こういった状況も稀に起きる。いよいよ絶不調、エンジンストールの前兆かと思いきや、案外、回転の低いところでは違和感なく回っていたりする。とはいえ、ナントカ走り続けることはできたとしても、ここ一番の加速ができないのは精神衛生上よろしくない。
それでも、また時間を開けると発生する回転数が変わる。そんな様子で症状が出る回転数が一定しないのも、難儀だ。今日は調子が良いとか、悪いとか……、間違った感覚に陥ってしまう。根本的には、すでに毎日の走行においてが調子の良い道理がないのに、現実逃避するような評価が正しいわけがない。一刻も早く、可及的に速やかに問題点を掴んで、対応すべき、だ。ある日突然、走行中にエンジンが動かなくなってしまったら目も当てられないじゃないか!
田代(G)基晴
10月号より本誌編集長:ミニより1歳年下の1960年生まれ。ミニ・フリーク誌のスタートからどっぷりミニ漬けの人生。現在はフリーランスの写真家、編集者として活動。趣味の伝道師を目指し、日々精進している…