STREET MINI プレイバックストミニ

ミニの初級から中級メンテナンス 2/3

12ヶ月点検を終えたばかりの編集部ミニ。しかしミニのようなヒストリックカーになるとコレだけじゃ終わらない! そこで今回は大阪の10フィートワンダーさんでミニの泣き所!?ともいえる、クーラントやサーモスタッドなど、地味だけど怠るとシャレにならない重要消耗品のチェックをしてもらった。

やっぱりというか、案の定、要交換!!

という結果(涙)。まぁレースにも出場し、日本全国走りまわっている編集部のミニじゃ仕方がないかもしれないが、年式の旧いクルマは乗らなくても潤滑系統の痛みは年々悪化の一途をたどるという。ということで、皆さんのミニもぜひ一度チェックしてみてね!

エンジンオイルは“定期交換品”というのは一般的にも浸透しているが、冷却系等やドライブシャフトなどは“一生モノ”なんて勘違いしている方も多い。実はクーラント、2〜3年くらいで交換するのがベストなのだ。ミニの場合サブタンクがないので、水を継ぎ足すのがメジャーなメンテになる。でも水を継ぎ足すということは、クーラントが薄まり防腐効果が下がり、結果としてラジエターが錆びてしまう。この状態でサビごと冷却水をまわせば当然、傷を付けてしまったり、最悪、冷却ライン内を塞いでしまう。なのでクーラントの点検と交換はミニにとって「肝」といってもいいだろう。

さらにドライブシャフト。こちらはエンジンルームにこもった熱や走行中の摩擦熱で、ブーツが熱劣化や路面からの飛び石などで劣化し、ブーツが破れけてしまう。そのまま走行を繰り返すと破れ目から中のグリスが走行中外に飛び散り、ベアリングが摩擦熱で焼き付きを起こしてしまうのだ。ドライブシャフトは、脱輪など命にもかかわってくる重要な部品なので、チェック&リペアは怠らないようにして欲しい。


中級 水漏れ確認&ラジエーター洗浄しました

難易度/★★★

さて次はラジエターなど冷却系をチェックしてみよう。まずは水漏れが起きていないか特殊工具を使っての確認。問題なければ次はホースなどゴム製品の劣化の程度をチェック。そして最後は冷却水・クーラントのチェック。

クーラントは交換不要と思われがちだが、実際にラジエターキャップを外して中を覗いてみるとクーラントの色が変わっていたり、汚れが浮かんでいたり。原因は水の継ぎ足しなどでクーラントの濃度が下がり、防腐効果が薄れてラジエターなどが錆びてしまうのだ。このまま放っておくとラジエターフィンの目詰まりが発生してオーバーヒート! 定期的な冷却水チェックもお忘れなく!

01
注!!)
ラジエターキャップは必ずクーラントが冷えた状態で外すこと!
外した後、水道水をこぼれるまで入れて再びキャップを締める。

02
ラジエターキャップの上から加圧テスターを取り付ける。

03
ラジエターキャップから冷却系統に圧力をかけて(走行状態と同じ状況にする)
ラジエターまわりに水漏れがないか?目視でチェック。

04
チェックにはプレッシャーゲージを使用。加圧量は約1キロ。
この状態で水が垂れてこないかよくよく細部まで見ておこう。
冷却系はラバーを多用している上、冷却系トラブルはエンジンが焼きつくので細心の注意が必要だ!

05
水漏れがなかったら、クーラントの状態を見てみよう。
ラジエターキャップを外して中を覗いてみると。。。
あっ!小さなゴミを発見!!

06
と、いうわけで、ラジエターの清掃開始!
まずはアッパーホースを外す。
ゴムパイプが固着している場合があるのでマイナスドライバーを本体とホースの間に入れると外しやすくなる。

07
ロアホースを外してラジエター内のクーラントを抜く。
ラジエターの異物を除くためにぜひロアホースまで外して異物除去するようにしよう!

08
アッパーホース口から勢い良く水を流し入れてラジエター内の錆びなどのゴミを流しだす。
ロアホース口から異物が出なくなるまでホースを動かし水を流そう。

09
次はラジエターキャップから水を勢い良く流し入れて同じようにホースを動かして細部に入り込んだ異物をロアホース口から外に出す。

10
ラジエター洗浄が終わってからヒーターホースを外してヘッドの中のクーラントを抜いておく。

11
ラジエターのロアホース取り付け口から出てくる水の中に錆などの異物が無くなるまで根気良く、勢い良く水を流しいれる。
錆は重たいのでなかなか出てこない。

12
ラジエター洗浄が終了したら、ヒーターホースから水を入れてヘッド内も念入りに洗浄。

13
パイピング類をすべて取り付けたらまずはクーラント原液1リットルを入れる。
次に水。目安は3リットルくらい。

14
仕上げは秘密兵器のWAKO’sクーラントブースター!
強力な防腐効果が期待できる。1回の使用料は缶半分(250cc)くらい。

15
ラジエターキャップすれすれまで水を入れた後、ラジエターキャップを外したまま暖機運転。
水温が上がるまでラジエターの中を覗いて、異物がなくなっていれば作業完了♪


お願いしたのは大阪の10フィートワンダーさん。

社長の林 練成さんはミニの整備歴23年というミニのスペシャリスト!
基本に忠実に、そしてそれぞれのミニの癖を見抜く力は林さんの「経験値」によるもの。

SHOP DATA

10FEET WONDER(テンフィートワンダー)
大阪府交野市幾野6-36-3
TEL 072-895-7977
FAX 072-895-7988
OPEN 10:00-19:00
CLOSE 毎月第三水曜日 | 毎週木曜日 | イベント開催日
HP:http://www.10feetwonder.com/

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