気が付けば今年もあとひと月。
納期や業務的には節目も何もないのですが、師走になるとなんとなく追い込まれたような気分になりますね。
もっとも、追い込まれたところで何も変わらず淡々と…ですがw
あれこれ①
「どうやら充電をしていないようで、乗らない時に補充電しながらしのいでいます」
簡易的にアイドル時のオルタネーター単体での発生電圧をチェックすると…
これでチャージランプが消えるのが不思議です(^_^;)
不良の情報がそこそこあった高出力のオルタネーターでしたが、寿命が3年というのは…不良ですよね?!
当店でこれまで数台の交換履歴がありますが、初の不良事例でした。
安価でビジュアルを損なわず、信頼性がある製品と思っていただけに残念です。
ということで、今回は軽量・コンパクトなコチラに交換させていただきました。
周囲のきわどいクリアランスにゆとりができて、スッキリした雰囲気。
これはこれで悪くないですね。
オルタネーター交換後のバッテリー電圧。
上:エンジン始動前 下:エンジン始動後(アイドリング)
低回転からしっかり出力しているのがよくわかります。
これで10年は安心?!
いやぁ、しかしイイ色ですねwww
あれこれ②
「ヒーターのブロアスイッチは入れたままですが、ブロアモーターがたまにしか回りません」
ブロアスイッチや電源電圧、接触不良などから疑いますが異状なく…
ブロアスイッチより下流をチェックすべく、ヒーターユニットを下ろします。
アース側に問題なく、ブロアモーター本体にも不具合は見受けられず。
ブロアファンを支持するシャフトにはスラスト方向のガタが少しありましたが…それ?!
決定的な原因が見つからず釈然としませんが、ひとまずガタの修正や各部清掃や給脂などをして組立。
あと…ご依頼事項ではありませんが、ヒーターコアの冷却水出入口周辺に滲みがあったのでこの機会にリペアパイプキットにてリペアしておきました。
リペアパーツの供給がない時期の修理痕?!Oリング部にシーラーが塗布されていました。
ヒーターユニットを車輛に組み直して、幾度となくブロアモーターの作動チェックをしますが
…エラーは起こりませんね~
何せ決定打がないので…(~_~;)週明けまでチェックをしてみます。
あれこれ③
今年5月の岡山以降998お休み中な愛弟子がやってきました。
ブローバイが盛大になってきたエンジン他、お疲れ様なパワーユニットを2人でササッと降ろしてお預かり。
前回エンジンを開けたのがいつだったか、履歴が見つからずですが…
恐らく5~6年前、突貫作業で有り合わせのパーツで組んだ記憶があります。
西の998で’15-’16シリーズチャンピオンなど好成績を残してきたユニットですが、ここまでよく頑張りました。
今回はしっかりとリフレッシュして。
復帰は来年5月のシリーズ最終戦ですかね?!