エンジン作製編その3、ミッションその他です。
昨年末のクラッシュを機会にエンジンを開けたところ、ドロップギアのベアリングが砕けておりました。SBoM第2戦あたりからトップスピードが出なくなっていたのですが、おそらくコレが原因です。というかこの状態で年末まで走り続けてましたからね、トラブルが他に波及しなくて良かったと心から思います。
ギアが暴れたおかげで軸穴も削れて広がってしまいました。
このままでは使えないので修理するわけですが、この機会にA+用のドロップギアに交換することにしました。軸も太くなるので耐力が上がりますし、軸穴を修正するにあたって削ることになるのでちょうどいいかな、と。
ミッションケースが加工から戻ってきました。
良い仕上がりです。が、穴を拡大したおかげで肉厚が薄くなってしまったのが気になります汗
とは言え、この部分ってクランクシャフトのキャップ部分に干渉するので厚くは出来ない部分なんですよね。ギリギリの設計だなあと痛感します。
ミッションケースにギアを組んでいきます。
2速ギアに虫食い発見!
異物を噛み込んだのか、あるいは表面の疲労剥離か。
疲労剥離だったりするともちろん大事なんですが、全周ではなく一部だけなので異物の噛み込みだろうと割り切って再使用です。ギアノイズが大きくなってきたら要注意です・・・って、元々ウルサイからよく分からないんですよね汗
排気量アップに伴い・・・というか、いずれどうせ徹底的にやることになるのでw、トルクアップに対する耐力確保のためにファイナルギアを交換しました。スイフチューン製を選択。
耐力といえば、ミッションケース自体も高年式のロッドチェンジの方が耐力高いらしいですし、何よりシフトミスが減るという話を聞いて交換するべきか悩んだのですが・・・、予算の都合もあり見送りました。
リモートミッションの使用継続です。なんせMk1ですからね ←と自分に言い聞かせてますw
エンジンブロックとのドッキングを待つ状態です。
ブロック側に戻りまして。今回使うカムシャフトです。
排気量アップに伴ってとりあえず5ポートに戻ろうと思ってまして、そうすると悩ましいのがカムの選択になります。1,000ccでは背反が大きくて使えなかったオーバーラップの大きなカムも使えるようになりますから選択肢が広がるんですが、広がりすぎて選びきれないという汗。
悩んだのですが、この世界の大先輩のオススメでこんなのを試してみることにしました。パイパーカムの649というモデルです。
パイパーがミグリアのレースエンジンの為に作ったカムで、300度という大きめのオーバーラップにもかかわらずトルクが出るという特性を持っているそうです。Cパーツの649というプロフィールのコピーとのことで、これを生産する権利がパイパーにしかないそうです。楽しみですw
リフターはこれまで通りノーマル形状でオイル穴付きのタイプを選択。僕にとって鬼門ですので冒険はしませんw
カムギアトレインは使用継続で。
クリアランスさえ適正ならばノイズも抑えられますし、多少オーバーレブしても問題なく追従してくれるという安心感あふれるパーツです。・・・が、排気量アップでピストンなどの往復系の重量もアップするので、極力オーバーレブしないよう慎重な運転が必要になりますね。
P氏こだわりの銅製オイルポンプガスケット。確かに万が一にもちぎれたりしてほしくない部分ですので理には適ってます。
レッドポイントのオイルポンプ。僕の中ではもはやコレしかありませんw
ドロップギア3兄弟も無事取り付きました。
クラッチケースが付くとだいぶミニのエンジンっぽくなりますw
ヘッド待ち状態まで漕ぎ着けました。続きます!
日本ブログ村のMiniカテゴリーでランキング参加してますので、上のバナーをクリックお願いいたします。Mini関係のBlogが満載ですのでリンクとしてもご利用下さい。
こちらは旧車カテゴリーです。こちらもコアな記事が満載ですのでご覧下さい。