僕が初めてミニを買った頃、1986年ですが、日本には後にディーラーとして名をはせるローバージャパンのような大きな組織がない時代でしたので、新車で選べるボディー色も極めて少なく、おまけにメタリックカラーが多かったです。
ですからイメージ的にあった”赤いソリッドカラーのミニ”はほほ入手不能な時代でした。
車の色は時代と共に流行があって、黒なんてタクシーか霊きゅう車、高級車の色でしたが、今じゃ軽自動車でも黒(核爆)
なんか日本人の身の程知らずさが良く出てると思う色です。
赤で白屋根のミニが一番ミニらしいと思う反面、一番売れた時期は”カブる”からと、赤もグリーンも売れ残り色で、ヘリテージカラーと呼ばれる年寄りくさい色が人気でした。
弊社も含めて同業者をひっくるめて”ショップ”と呼ばれていますが、今ではほとんど修理屋さんです。
つまり、売ってません。
売ってますが、一頃に比べれば販売量は激減しています。
一番の原因は、ネット社会になったことに尽きます。
いつでも必要な情報がタダで得られる時代になって、結果、憧れが薄まっちゃった。
ショップの中で通販を始める店が増えて、定価から1~2割の値引き販売が当たり前になって
ところが競合他社も仕入れ先は同じという、自分で自分の首を絞める行為がアダになり
海外からの通販も容易になって、さらに拍車がかかりました。
今はと言うと、店に並ぶ商品の殆どが長期在庫の売れ残りになって
同じものが売れてもお客はディスプレーされたものは買いません。
そういう酷く厳しい時代でありながら、各ショップは努力もしないし、成り行き任せで口開けて待ってる毎日です。
しばしば、新しくミニを買う・買おうと思う人の話を目にしますが
石橋叩いて渡らずに戻ってしまう人が多い時代ですから、マジでアドバイスしても無駄に思います。
乗る人は、ちゃんと自分で考えて、自分で判断して買いますよ。
人の評価なんて参考にしません。
予算についても意見はまちまちですが、新車が売られていた頃、ほとんどの人が200万は払った時代です。
今からミニに乗ろうという人は中身はともかく、その程度の予算以下で乗ろうというなら
我々から見れば”カローラの値段でクラウンもってこい”みたいな話です。
だって、軽四だって200が当たりまえの時代ですよ、
良く、保証の付いた販売が”売る側の品質が良い”みたいな幻想があるみたいに言われますが
そういう事を念頭に車を選ぶ人は、結果的に早々と降りることになります。
理由は、保証を付けて売るんだから、あらかじめ換えておく必要がない、と言えばわかりますか?
保証というのはメーカーレベルで行うもので、一販売店が行うとすれば、賭けみたいな売り方です。
今の日本のように中途半端に景気が良い状況だと、景気の良い人は昔とは比べ物にならない位自家用車に消費してます。
それを見て、そう景気の良くない人も引っ張らっれて見栄で買っちゃう人が増えてるだけです。
じゃあ、アベノミクスの恩恵をまだ受けていない人にとってはどうかと言うと
新車価格の半額でリースとか、毎月支払いが1万円とかいう”裏技”で見栄張ってるだけなので、バックスやハットで散財する人が居なくなってる訳です。
話を戻してミニの話題ですが
今度塗装する我が家のミニ、スライドガラスにしようと思っています。
でもMK1スタイルにはしません。
現存するMK1仕様とは対極になりますよね、
片やドアガラス以外はMK1仕様、片やドアガラスだけMK1/2仕様
11月のミニデイに間に合うようにテールランプとナンバー灯を作りたいのですが・・・。
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僕の場合ほぼほぼセカンドカーなので、実用性は二の次でも大丈夫なのです。
こういう加工も塗装時ならではのチャンスですね。
今はベンチレーターがあるので、スライドガラスでも風は入りますし、大丈夫。
でも自分の事にはあまり時間を割けないので、どうなる事やら。
それ以外のスタイルとしては、10インチホイールにしますが、純正のオーバーフェンダーを残します。
ワイドホイールでローライダーだと、このミニを越えることはもう無理なくらいキマってるので、事実海外でもこのミニのスタイルは”いいね”されます。
言ってみれば、週末にちょっと気分転換に乗る事と、ミニデイ浜名湖に乗って行くくらいが目的でミニに乗ってるので
実用性はあまり考えなくても良い結果がひとつのスタイルになります。
そういうわけで、実質的にお盆明け営業が始まる20日に合わせて少し話が進めたら良いなと思ってます。